ケミストリーモジュールと周辺デバイス

ケミストリーモジュールは各種アプリケーションの分析フローダイアグラムによって異なります。UV分解や加熱リアクターを必要とするモジュールでは、モジュールが固定されたボード下部に各種リアクターが固定されてコンパクトな構成になっています。SA3000では最大3項目、SA5000では最大5項目のケミストリーモジュールを組み合わせてユニットを構成します。

ケミストリーモジュール
ケミストリーモジュール

バラエティ豊富なディテクター

比色計による検出が主体ですが、アプリケーションによって検出方法が異なります。San++では標準となる比色分析のデジタル光度計のほかに、UVディテクター、IRディテクター、炎光光度計、ISE電極などを接続することができます。

ディテクター左から、UVディテクター、蛍光ディテクター、IRディテクター

デュアルチャンネルディテクター
『1システムでの複数項目同時測定を可能に』

高解像度での検出がより低い検出下限値を保証するS/N比とダイナミック測定レンジを導きます。 2つの検出波長を設定できるデュアルディテクターを使います。検出には各測定項目に必要な波長を2区画にセットでき、5、10、30、50、500、1000、2500mmのセル長範囲で各測定範囲に適したセル長のフローセルを任意でセットすることができます。デュアルディテクター1台で2項目の同時測定を可能とし、モジュールホルダーSA5000をご利用の場合は最大で4台のデュアルディテクターを一度に装備することができます。

ディテクターデュアルチャンネルディテクター

条件に合わせたフローセルの使い分け

検出用に2タイプのフローセルに対応します。空気分節をそのままセル内に流入させてノイズを持ったままピークを作成したあとで自動補正するバブルゲーティングタイプ(バブルスルータイプ)のフローセルと、空気分節を除外させながら反応液のみをセル内に流入させるディバブラータイプのフローセルを使うことができます。ディバブラータイプのフローセルの場合、ノイズを含まずピーク補正を極力少なくし実測により近いピーク形状を作ることができます。

フローセル光路長の異なるフローセル(左から、ディバブラータイプ、バブルスルータイプ)

特殊な用途にも対応

自動マトリクス補正ディテクター 『試料マトリックスによる変動を自動補正』

海水サンプルの塩濃度に検出変動を自動補正するマトリックス比色検出器です。サンプルを通過したライトビームはスプリットし、参照ビームと測定ビームに分離します。分離した参照ビームと測定ビームはそれぞれ別のディテクターに入り、測定ビーム側から参照ビーム側を差し引いて干渉光を除去します。この技法を使うことで、海水サンプルの測定において装置リンス液や標準液の希釈液に水を使用しても、塩による影響を自動補正しながら測定し、値を求めることができます。

マトリックス比色検出器
マトリックス比色検出器(原理)

サブppbレベル検出に適した長光路フローセル

一般的な10mmや50mmのフローセルの他に、長光路のフローセルを接続し超低濃度(サブppb)の測定もできます。
ディテクターに挿入されたオプティカルガイドブロックを介して光ファイバーへと光源からの光が通されます。光ファイバーから戻った光は再度オプティカルガイドブロックを介して検出側へと運ばれます。

長光路フローセル
長光路フローセルでの測定例

製品紹介ビデオ

San++についてビデオでご紹介します。リンク先はメーカーの動画サイト(英語)となります。

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