処理時間の短縮とコンタミの防止です。
分解ローターそれぞれの分解容器にはクォーツインサートやTFMインサートを利用可能です。(一部のローターを除く)
少量サンプルの反応に適しています。→製品紹介ページへ
大きな違いは、安全性と、精密なコントロールです。
多くの場合、サンプルを処理するときには化学反応が伴います。密閉容器で処理する場合、容器内は高圧になりますので、急激な圧力変動にも対応できる安全性を持った装置が必要です。 精密なコントロールの対象となるのは、主に温度です。各パラメーターは、処理後の各サンプルデータの妥当性や、再現性に影響を与えます。
可能です。直接ご来社頂いて、装置を操作することもできます。
使用環境にもよりますが、ローター(リアクター)では部品の交換が必要なものがあります。
例えば密閉系の分解容器の場合、内部圧力をコントロールするためのスプリングは長期使用により本来の性能を発揮できなくなります。
導入前に詳細を確認したい方は、弊社まで直接お問い合わせください。
アプリケーションのご相談には無料で応対しています。また、ほとんどの修理やメンテナンスは国内で対応可能です。
安全面が十分に配慮されています。
装置本体は堅牢な構造で、各種安全センサーも搭載しており、安心して長期間ご使用頂くことができます。
詳細は製品情報ページにてご確認ください。
代理店、または直接弊社までお問い合わせください。
近年、マイクロ波前処理はAASやICP、ICP-MS向けサンプルの分解において、標準的な技術となりつつあります。この技術の優れた点は次の通りです。
下のグラフはETHOS Oneによる土壌サンプルの分解です(U.S. EPA method 3052)。
このメソッドの特長は、加熱時間がたったの15分であることです。従来の酸分解による前処理法では4時間程度要します。
Milestoneは、マイクロ波前処理の業界において1988年から活動を開始しました。30を超えるパテントと、世界中に10,000台以上の装置を送り出してきたことにより、マイクロ波技術におけるリーダーとして認められています。Milestoneは常に、最も効果的で、安全で、高品質なマイクロ波前処理装置を供給しています。お客様からの要望に注意深く耳を傾けることで、世界中に存在する分析関連の研究所にある現実問題への独自の解決策を開発しています。
ETHOSは、Milestoneのマイクロ波前処理における原理を全て具体化しています。特に、密閉容器による酸分解において全ての反応パラメーターをコントロールすることで、マイクロ波前処理への一体的なアプローチを行いました。
ETHOSは、高いパフォーマンスと安全性を追求するために土台から築き上げられました。
ETHOSは様々な種類のローターを選択することで、汚水もしくは土壌といった環境サンプルから、プラスチックやセラミックスといった分解が困難なサンプルまで、多種多様なサンプルに対応できます。
さらに、アクセサリーを適切に選択することで開放系前処理、乾燥、濃縮、溶媒抽出、たんぱく質加水分解にも用いることができます。
直接弊社へお問い合わせください。
サンプル処理量が大きく異なります。
ETHOSは、密閉系だけでなく開放系の分解も行うことができます。
自動注液装置と連動しており、分解途中に酸を追加していくことでサンプル量を増やすことができます。
時間の短縮が一番にあげられます。
従来、タンパク質の加水分解は定沸点の塩酸を用い24時間から72時間の時間をかけて行われてきました。
このマイクロ波加水分解法では、密閉容器内で塩酸を沸点以上の温度まで加熱できるため、加水分解時間を大幅に短縮できます。
また、気相加水分解に対応していますので、微量分析にも適しています。
可能です。
不活性ガス置換の操作は、専用バルブのハンドルを切り替えるだけで行えます。
ガラス封管などの技術は必要なく、直火を使用しないので安心です。
加水分解中のアミノ酸の酸化を防止します。
熱電対式の内部温度センサーで加水分解用の試薬(塩酸)の温度を読み取ります。
サンプルが入ったバイアルをこの試薬に浸して加熱することで加水分解を行います。
主に次のような違いがあります。
密閉容器内で加熱することで、溶媒を通常の沸点以上に加熱し、抽出効率が高まります。
密閉容器を用いることで、抽出中に外部からのコンタミも防ぐことができます。
無極性溶媒も利用可能です。
マイルストーンが独自に開発したマイクロ波を吸収し加熱する素材Weflon(ウェフロン)を用いて溶媒を加熱することができます。Weflon(ウェフロン)は繰り返し利用できます。
主なところは次の通りです。
easyCONTROLソフトウェアが確実な灰化工程を可能にするからです。
温度上昇曲線を設定すると、正確な温度コントロールのもとに、装置がその条件を実行します。精密な温度コントロールが高い再現性を実現します。突沸しやすいサンプルにも、炉外での予備加熱なく対応可能です。
メソッドは運転中にも変更でき、運転終了後は温度プロファイルを制御端末に保存できるなど、使い勝手も良いソフトウェアとなっています。
できます。
PYROは、発生した酸性ガスを安全に回収するための専用ガス洗浄モジュールを備えた硫酸灰化システムとしてご利用いただけます。そのため、硫酸や硝酸を入れた試料を、直接炉内へ入れて加熱を開始できます。炭化から強熱、灰化まで一連の工程を1台で実施できます。強熱残分試験や重金属試験、ヒ素試験などの手間を省きます。室内に熱や酸蒸気、悪臭が広がるのを防止し、ラボ環境を快適に保つことができます。
主な違いは次の通りです。
専用の水銀トラップにて捕捉され、安全に排出されます。