従来のマニュアルハンドリングと比べて利便性や簡便性、迅速性に優れ、環境や農業、食品、工業等の幅広い分野の自動分析法として使われています。
JIS K0102工場排水試験法における流れ分析法の主な対象項目をはじめ、様々な分野において豊富なアプリケーションに対応します。
Skalar社の海外実績をベースに各アプリケーションに応じたシステムをご紹介します。
連続流れ分析装置San++は、試料を採取するためのオートサンプラーと試料や必要な試薬を定量送液するためのペリスタル式の定量ポンプ、空気分節のためのエアーインジェクション、分析に必要な反応をおこなうための各種ユニット、反応生成物を検出するためのディテクター、システムを制御・統計処理をおこなうためのコンピュータで複合的に構成されています。
オートサンプラーによって“試料A→リンス剤→試料B→リンス剤・・・”の順番で吸引され、1.5から2mm程度の細管内に流れていきます。その中に一定間隔で空気を連続的に導入して複数の規則的なセグメントを形成させます。この流れの中に分析に必要な試薬を注入し、化学反応をおこなって形成された生成物を様々な検出器を介して測定します。空気により分節されたセグメントは隣接したセグメントと混ざり合うことなく、独立した系統として流れていくため反応時間を自由にコントロールすることができ、化学反応が平衡状態で完結する終点での検出が可能となります。また、フローの制御が容易にでき分析操作の多様性に富んでいます。
オートサンプラーの基本動作は、指定した試料の的確なサンプリングです。設定した分析シーケンスに従った順番でサンプリングが可能なランダムアクセス型のオートサンプラーで、試料のセッティング数や各種追加機能に応じて4種類のオートサンプラーがラインアップされています。
オートサンプラー(詳細)のページへオートサンプラーから送られてくる試料と各試薬を反応させる本体ユニットです。ケミストリーユニットには、ペリスタルポンプ、エアーコンプレッサー付きエアーインジェクター、操作用タッチパネル、リークセンサーが標準搭載されています。
サンプル処理数、測定項目数等に応じて3種類のユニットから選択できます。
San++では標準となる比色分析のデジタル光度計のほかに、UVディテクター、IRディテクター、炎光光度計、ISE電極などを接続することができます。
また、その他にも
などを搭載することも可能です。
WindowsベースのマルチタスクソフトウェアでSan++のオペレーションからデータ処理を制御します。
サンプラー・ケミストリーモジュール本体のウォーミングアップ、試料や検量線作成用標準液の前希釈、各測定項目のパラメーターや試験テープルの設定、ピーク補正からデータ処理の一連の作業をFlowAccessV3の簡単操作で効率よく自動化します。
お申込みフォームへ移動し必要事項をご登録いただきますと、ダウンロード用のURLが記載されたメールが、ご登録いただきましたメールアドレス宛に自動的に送信されます。
もしメールが届かない場合は、再度お手続きいただくか、お問い合わせくださいますようお願いいたします。
詳細情報が記載された製品カタログ(冊子)の郵送をご希望の方は、こちらからご用命ください。
カタログがお手元に届くまで少々お時間をいただきますが、万が一、数日経過しても届かない場合は、誠に恐れ入りますが、弊社までお問い合わせくださいますようお願いいたします。
装置導入ご検討のために、サンプル試験を実施しております。来社していただいてのデモ試験も実施可能です。ご希望の方はぜひお問い合わせ下さい。