SP2000シリーズは、環境、公衆衛生、食品衛生、医薬品の様々な分野で実施されるマニュアル試験を自動化し、ラボラトリーワークの効率化を図ります。
これまでマニュアル操作で行っていたサンプル希釈、試験容器の共栓の開閉、リキッドハンドリング、ミキシングなどの操作を、プラットフォーム内で安全に行います。
また、マニュアル作業を減らしヒューマンエラーの少ない作業性を確保するとともに、生産性、作業性の効率化を図ります。
SP2000シリーズの最大の特長はシステムのカスタマイズ設計で、ご要望に応じたサンプル数にあわせたサイズ設計でシステムをご提供いたします。
アプリケーションによっては複数項目を1台のプラットフォーム上に組み合わせることができます。
測定プローブやメーターとは、ご希望に合わせて組み合わせることができます。
下水、排水、上水、その他の幅広い分野において挙げられるpH、電気伝導率、酸消費量、色度、濁度などの項目を、複数の組み合わせで自動同時測定します。1バッチでのサンプル処理量、容器サイズとそれに対応するラック数など、バリエーション豊かなシステムを構成します。
水質試験において液体試料のピペッティングから測定までの全自動化はもちろん、土壌試料においても抽出工程から自動化が可能です。
セカンドアームを付けることで作業性を高め、サンプル処理能力を向上させることもできます。
また、少量で多数サンプルのpH測定を必要とするような分析現場では、マニピュレーターに2本のpHプローブを搭載し、96穴のウェルプレートから2検体ずつ同時測定を実施し処理時間を短縮化できます。
※ 単一項目での構成も可能です。
大量分析を要するような土壌分野においては、pH以外の他の項目にも対応します。
その他土壌項目:電気伝導率、アルカリ度、濁度、色度、炭酸塩、粒度分布、粘度
飲料水分析においては、水道法に適した測定方法で複数項目に対応します。また導入後に、測定項目や処理数を拡張することもできます。
SP2000専用制御ソフトウェアRoboticAccessTMは、マルチタスクのプログラムで装置のオペレーションからデータ管理までの全てをコントロールします。
測定に必要なアプリケーションを選び、測定用テーブルを作成すると分析用シーケンスが定義され、測定が開始します。測定結果はリアルタイムでスクリーンに表示され、測定中でもサンプルの追加や削除を設定できます。測定結果のデータ管理は全てRoboticAccessで制御され、LIMSをはじめテキスト、Microsoft社Excelファイルへ出力できます。
品質管理の機能を使うことで、結果の正確度を保証し、QCサンプルを測定し品質管理チャートと統計情報を作成します。
SP2000はBOD、COD用のアプリケーション対応もできます。BODについてはセミオートのオペレーション機能をもち多様な酸素プローブ、溶存酸素計への互換性を持ちます。CODでは過マンガン酸カリウム法または二クロム酸カリウム法と同じ方法のほか、テストチューブ法の全自動化構成までニーズに合わせて対応します。
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